やまとに咲く花

作詞 若本  正
作曲 五十嵐 進
ナレーション 青木智代
唄 山井真治




(前奏「ものがなしい感じの呉音頭」)
(ナレーション)
 かつて呉には、闇を照らす 不思議な 赤い椿の花が咲き、嵐から 何度も 漁師達を救ったと 伝えられています。乙女椿とよばれるその花は、漁師の若者に恋をし た美しい娘の うまれかわりだと 伝えられています。

(メイン)
(ナレーション)
いつの世にもかなわぬ恋がありました かなわぬ夢がありました
けれども原爆で廃墟となった広島の地に咲いたキヨウチクトウのように、
どんな闇にも、咲く花はかならず、あるのです

(唄)
赤き 花が 闇に咲く かれはてた  この 大地に
歌え 踊れ 花よ咲け かなしみの  その 数だけ
(ナレーション)
闇に咲く赤き花 
私たちの国 やまとには、人を大切に思う気持ちがその花を咲かせるのだという
いいつたえがあります。

私たちのまわりには、たくさんの花が咲いています
戦争に苦しんだおじいちゃん達が咲かせた平和の花
父母が私のためにさかせたいつくしみの花
そして、それらの花に見守られ、私たちは 今日まで踊り続けてきました

だからあなたにも伝えたいのです
どんなにつらくて悲しいときも もし、あなたのそばに花が咲いていたら
それは、誰かがあなたのために咲かせた花だということを
さあ、あなたも その大切な人のために!

(唄)
愛の 花よ 月に咲け  君照らせ   この 空から 
歌え 踊れ 花よ咲け  君思 う   その 数だけ

(呉音頭のメロディにあわせて軽く口ずさむ感じで唄う)
 花の中から唄がする 君が見たさに逢いたさに
 歌い踊ればせつなさも 海の彼方の波の間に
 君も踊ろよ 闇夜でも 月も浮かれて出てのぼる

恋よ 夢よ まちに咲け  めぐりあう この 奇跡に
歌え 踊れ 花よ 咲け  熱き夢   その 笑顔に
乙女 椿  永久に咲け  明日を照らす 花 となれ            
             やまとに咲く 花 たちよ
(ナレーション)
そして、私たちは 夢をみるのです 
世界中を照らすような赤い花が このやまと(ふるさとくれ)に咲き誇る日を

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